台湾に初めて旅行に来ても、中国語がわからなくても何とかなる場合が多い。
それは、台湾は親日国と言われるし、漢字も日本で使っているものに近い繫体字と言われるものを使っているからだと思う。それに、日本語を話せる人が思った以上に多いのも関係していると思う。言語の中で、読む・書く・聞く・話すのなかで書くが一番難しいと思うが、読むだけだったらできるという人も多いと思う。台湾の中国語は繁体字だからなおさら読むのもハードルが低い。しかし、同じ中国語でも台湾と大陸で使っている表現が違ったり、日本語と比べても意味が違ってきたりする。よくあるのが「下水湯」で、これはもつ煮込みスープのことを指す。「便當」は弁当だし、「看病」は医者に診てもらうという意味だし、「先生」は~さんという男性への敬称になる。ところで、台湾では色々な肉が食べられていると思う。牛肉、豚肉、鶏肉、あひる肉、ガチョウ肉、ヤギ肉などなど。意外なのは牛肉を食べない人が多いこと。昔は牛は農耕用に飼育されていた関係もあり、食用にするようになったのは大陸から蔣介石がきてかららしい。この手の話をすると長くなるので別な機会に譲るが、台湾の食文化は民族と歴史が入り混じっていて、それが台湾料理とは、に対する答えが1つでないことの理由なのかもしれない。ちなみに肉類を表す感じも日本と違うものがあって、「鴨肉」はあひるの肉を指していて、「羊肉」はヤギの肉を指している。そもそも、野生種である鴨を飼育したのがアヒルであるから生物学的にはほぼ同一ではあるのだが。「豬肉」は豚肉で、「山豬」はイノシシになる。じゃあ、「豚」という漢字は使わないのかと思うと、「海豚」と書いてイルカを指したりする。肉以外でいうと、「野菜」と書くと山菜の意味で、「蔬菜」が日本語で言う野菜に当たる。「野生」は日本でいう天然物といった具合である。読めるけど、意味が違って興味深いのが台湾の中国語の面白さではないだろうか。